ファミリーレストラン大手の「デニーズ」が、サツマイモを使ったデザートメニューの強化に取り組んでいる。滑らかな口当たりと甘さが特長の品種「紅天使」などを使ったパフェなど全5品の販売をスタート。サツマイモや関連のスイーツをめぐる市場の活況を受けたとみられ、昨年に続き企画したという。運営するセブン&アイ・フードシステムズは「『おいも感」をアップすることで、おいものおいしさをより感じられる仕立てとなっています」などとPRしている。
全5品は、「蜜いものモンブランサンデー」(税込1,090円)や「蜜いもミニパルフェ」(540円)、「蜜いものほっこりパンケーキ」(790円)、「蜜いものティラミスパルフェ」(440円)、「自家製ガレットの蜜いもロール」(340円)。
蜜いものモンブランサンデー
「どこから食べても新しい驚きに出会える」とアピールするのが「蜜いものモンブランサンデー」。濃厚な甘さが特長の茨城県産「紅天使」の焼きいもと、安納芋ペーストをグラスに交互に飾りつけており、華やかさが目を引くアイテムだ。盛り合わせも、アイスやフレンチトースト、グラノーラなど多彩で、ゆであずきや白玉など和のテイストの食材もをプラスしてある。
蜜いもミニパルフェ
「蜜いもミニパルフェ」は、前述の「蜜いものモンブランサンデー」を小型化した。フルサイズでは量が多いという顧客のニーズに応えている。
蜜いものほっこりパンケーキ
「蜜いものほっこりパンケーキ」は、昨年も好評だったというサツマイモのパンケーキを改良。紅天使の焼きいもを、昨年の倍の4枚をトッピングして存在感たっぷりに仕立てたほか、安納芋ペーストやまろやかなマスカルポーネクリームを合わせた。
蜜いものティラミスパルフェ
「蜜いものティラミスパルフェ」は、前述のパフェと同様、「紅天使」の焼きいもと安納芋のペーストを味わえるほか、カカオパウダーの下にまろやかなマスカルポーネクリームとホイップクリームが盛られ、ティラミスのような味わいも楽しめるという。
■イモで盛り上がる市場 さらなる進化も
「第4次」と呼ばれるサツマイモブームの中、専門小売店やコンビニ各社などがサツマイモスイーツで攻勢をかける。外食産業においても、多くの人々の生活に密着したファミレスも同様に消費者ニーズを追いかけているといえる。現在の市場競争の盛り上がりで、サツマイモ消費のすそ野拡大や、より進化したスイーツの登場が今後も期待できそうだ。【さつまいもニュースONLEIN編集部】