【レビュー】全国の焼き芋が楽しめるイベントとして「品川シーズンテラス」(東京都港区)で2月1~5日に開催された「品川やきいもテラス」。会場内でメーンの焼き芋を味わった先で出会ったのは、愛知県に本拠を置く「やきいもコロ」の「焼き芋コロッケバーガー」です。サツマイモがコロッケになり、バーガーになり、さらにトマトソースに出会い…。組み合わせの妙に、思わずうなりました――。【さつまいもニュースONLINE編集部】
編集部では3日午後、品川やきいもテラスの会場を訪れました。さまざまな品種の品種の焼き芋を食べ歩くうち、湾岸エリアにある会場では寒風の吹くせいか、足の裏から底冷えする事態に。そこで並んだのが、「やきいもコロ」のブースでした。
目当ては、「焼き芋コロッケバーガー」(1個1千円)です。それまで焼き芋を食べ歩いていたため、塩味を求めたのでした。
焼き芋コロッケバーガーは、▽トマトカレー▽クリームチーズタルタル▽キノコクリームーという3つの自家製ソースから選ぶことができました。おイモの甘さの反動で塩味が恋しかったので、最も味が濃そうなトマトカレーにしました。
一口に味わうと、おイモの甘さとトマトカレーの濃厚なうま味・酸味が絶妙なバランスで、シャキシャキした野菜が食感にもアクセントを出していました。コロッケの衣もしっかりとサクサクでした。
そもそも、ジャガイモでつくった甘いコロッケがあるのだから、サツマイモのコロッケも成立するのは、自然なこと…。しかも選んだ自家製ソースはトマトカレー味。カレーとジャガイモの相性に負けず劣らずで、スパイシーで酸味のあるトマトカレーと、優しい甘さのサツマイモコロッケの組み合わせがこれもまた格別。
ジャガイモ料理は、たいてい、サツマイモに置き換えられるのでは、と考えさせられました。まさに目から鱗が落ちる、です。
ある編集部員は、「ジャガイモのマッシュポテトがあるのだから、サツマイモを(スイートポテトとしてではなく)マッシュしてサラダなどに盛り合わせてみようか」と着想を得ている様子でした。
食べた後に話題やアイデアが広がる意味でも、おいしく楽しい逸品でした。
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神戸芋屋 志のもと(兵庫県神戸市兵庫区)のブース前でも、長蛇の列。ベビーカーで赤ちゃんと楽しみに順番を待つお母さんの姿もあるほど。
「蜜はるか」(M600円、L700円)の焼き芋は甘い蜜がたっぷりで、しっとりした食感の果肉でした。「とにかく甘いのが好きな甘党のあなたにオススメ!」と紹介されており、安定のおいしさでした。おイモや焼きのコンディションによりますが、当日のおイモは皮の香ばしさも強く、印象に残りました。
果肉が白く、ホクホク系で栗のような甘さで知られる「白ほろり」は展示品はみかけたのですが、残念ながら売り切れ。またの機会に再チャレンジしたいところです。