ユニークで優れたサツマイモや生産者を紹介する催し「日本さつまいもサミット」の2022年度の受賞者がこのほど、発表された。賞は、生産者を表彰する「ファーマーズ・オブ・ザ・イヤー」と、おイモにスポットを当てた「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」の二つで、各5組の計10組が選ばれた。今月開幕の「さつまいも博2023」4日目の同25日にステージイベントとして表彰式が行われる予定だ。
同サミットは、「さつまいも博」の重要な催しの一つ。さつまいも博実行委員会をはじめ、農業団体、研究者、シェフ、イモを愛好する学生サークルのメンバーなどが審査にあたり、同実行委がこのほど、受賞者を発表した。
審査会の様子=1月中旬、都内(さつまいも博実行委提供)
ファーマーズ・オブ・ザ・イヤーでは、サツマイモ生産者の一年の働きを審査。品質や取り組みの新しさ、伝統保持、生産性の高さ、環境対策―などの観点で独自性を認められる生産者を表彰している。
受賞者は、▽JAなめがたしおさい TEAM FUTURE(茨城県行方市)/石間 裕介 氏▽北の杜FARM(山梨県北杜市)/保坂 香里 氏▽株式会社アグリ・コーポレーション(長崎県五島市)/佐藤 義貴 氏▽株式会社なかせ農園(熊本県菊池郡大津町)/中瀬 靖幸 氏▽株式会社喜郷ファーム(宮崎県延岡市)/梅田 学宏 氏―の5組。
また、さつまいも・オブ・ザ・イヤーは、今期に生産されたサツマイモから、名前を伏せた状態で味や見た目などを審査し、特に優れたものをピックアップした。
受賞者は、▽【べにはるか】サザンカ営農組合(宮崎県宮崎市)/川越 義正 氏▽【シルクスイート】市毛農園(茨城県鉾田市)/市毛 誉 氏▽【安納べに】長崎五島ごと(長崎県五島市)/木下 秀鷹 氏▽【べにあずま】Koike lab.(岐阜県中津川市)/小池 菜摘 氏▽【安納黄金】砂坂 展恵 氏(鹿児島県熊毛郡中種子町)―の5組。
さつまいも博4日目の2月25日に開催予定の表彰式では、受賞者の登壇ほか、審査委員を交えてのトークセッションなども行われる予定で、生産者らの熱のこもったイモトークが繰り広げられるとみられ、サツマイモファンには必聴・必見の催しとなりそうだ。【さつまいもニュースONLINE編集部】