紅小町"ふるさと"楽しむ「デジタルマップ」公開 焼き芋体験の情報も

 「サツマイモの女王」ともいわれる「紅小町」の”ふるさと”で知られる千葉県香取市の栗源(くりもと)地域の魅力を詰め込んだデジタルマップ「香取市栗源マップ」がこのほど、オンライン上で公開された。公開したのは、イラスト地図に位置情報(GPS)を埋め込み、地域の散策をしやすくするマップメディアのサービスを運営する「Stroly(ストローリー)」 =京都市下京区。マップは登録不要・無料で誰でもアクセスでき、紅小町や同地域のファンを増やす新たな入り口となりそうだ。【さつまいもニュースONLINE編集部】

外部URL:Strolyがウエブ公開した「香取市栗源マップ」

 Strolyがマップを公開した同市の栗本地域は千葉県北東部に位置し、旧・栗源町にあたる。2006年に近隣3市町と合併を経て、現在の香取市となった。

香取市内の様子や紅小町(左下)

 栗本地域と紅小町の関わりを巡っては、1968年に「千葉県農業改良普及所」から新品種として「紅小町」が持ち込まれ、畑で試験栽培された歴史的な背景がある。

 以後、特産品に育っていったことから、栗本地域は「紅小町」の”ふるさと”として知られることになった。

 「香取市栗源マップ」では、紅小町をもみ殻を使った方法で焼きあげる焼き芋体験や、朝採り野菜や特産のブドウ・ナシ・イチゴといった果物が並ぶ直売所、地元食材を味わえる飲食店など、市内60以上の施設や体験の情報をマップに紐づけて掲載している。