蒸したサツマイモを特製の蜜に漬け込み、衣でサックリと揚げた「蜜いも天」を販売する1号店がこのほど、奈良県内でオープンした。店の名は「蜜いも天ぷら専門 いも武」。近畿でフランチャイズ店舗の経営などを手がける武嶋(大阪市浪速区)が持ち帰り専門店として開業した。
同社が仕掛ける「蜜いも天」は茨城県産の紅はるかを使用。ホクホクに蒸したおイモを鹿児島県の喜界島産の粗糖を使用した、こだわりの蜜に漬け込んだうえで、特製の衣でカラッと揚げて仕上げているという。
特製の衣でカラッと揚げる蜜いも天
同社は、「一口サイズで食べやすい大きさ。サツマイモ本来の甘さに加え自家製の蜜の優しい甘さが口に広がり、あつあつでサクッとした厚めの衣の食感と塩味とのバランスが絶妙です」とアピールしている。
一口サイズの蜜いも天
価格は350円(6個入り)で、カップで提供する。
同社によると、蜜いも天の購入客からは「揚げたてで、衣はサクッとしてお芋はホクホクとねっとりの間くらいで美味しい」などの好評を得ているという。
また、スイーツ色を強めた「蜜いも天パフェ」(500円)も用意。蜜いも天4個に、濃厚な北海道牛乳を使用したソフトクリームや紫芋の粉をまとった自家製シュガーバターラスクをトッピングしたものだ。
「蜜いも天パフェ」
提供するカップの底には、優しい甘みで知られる奄美諸島産の素焚糖の蜜が入っており、ディップして食べることで味の変化を楽しめる仕掛けに工夫している。
時期に合わせて使用するサツマイモを変える「いもソフトクリーム」(350円)も販売。現在は、鹿児島県の種子島産安納芋の焼き芋をたっぷりと練り込んだソフトクリームとなっている。濃厚なおイモの香りにファンが広がっているという。
■焼き芋に優るおイモスイーツを
息の長いサツマイモのブームが続く中、同社では当初、焼き芋店の出店を検討していたという。
「蜜いも天ぷら専門 いも武」の店舗の様子
※「蜜いも天ぷら専門 いも武」の店舗所在地は、奈良県香芝市磯壁3-91-2。営業時間は午前11時~午後6時、年中無休。