■独自の「葵はるか」を使用
認定を受けることになったのは、「宮崎県産『紅はるか』でつくった大学芋」と「冷やし焼き芋 imop」ーの2品。
2品の主原料として使われているのは、同社が独自に紅はるかをブランド化した「葵はるか」だ。同社が培ってきた熟成のノウハウに加え、温度・湿度・CO2濃度を適切管理する貯蔵設備でおイモに含まれるでん粉の糖化を促すなどし、「じっくりと甘さと美味しさを蓄えた」おイモに仕上げるという。
「葵はるか」
「宮崎県産『紅はるか』でつくった大学芋」は、皮つきでステッィク状にした葵はるかに飴を絡ませ、ごまをまぶしている。冷やしたり、温めたり、温冷それぞれの食べ方が楽しめるといい、葵はるかならではの素材の味と香ばしい風味が味わえるという。
「宮崎県産『紅はるか』でつくった大学芋」
「冷やし焼き芋 imop」は、葵はるかを通年で主食として食べてもらいたいと、冷やし焼き芋にして提案しているアイテム。継続しやすいように7本セットで販売している。同社は「ひんやりしっとり濃厚な甘さを皮ごとお楽しみいただけます」としている。
「冷やし焼き芋 imop」
■「マタニティ期の食生活を支えたい」
「マタニティフードマーク認証フード」の認定を巡っては、おイモに含まれる食物繊維やヤラピンの働きのほかにも、ビタミンC、カリウム、カルシウム、リン、鉄、カロテン、ビタミンB1、B2なども含まれているとされ、「食の制限が起こりやすいマタニティ期の食生活を支えることが出来るのではないか」(同社)と認定を求めたという。
くしまアオイファームでは、今回の2品の認定を契機に、マタニティフードマークの認知拡大に寄与していきたい考え。さらに日本マタニティフード協会と協同で商品開発に取り組むなどし、「妊産婦さんがより安心できる出産育児環境創出のサポートをしていきたい」(同社)としている。