ケーキやスイーツの専門通販サイト「Cake.jp(ケーキジェーピー)」はこのほど、シンガポールでの商品販売をスタートさせた。同サイトを運営する「Cake.jp」(東京都新宿区)にとって、初の海外進出という。おイモ系アイテムでは、福井県のおイモスイーツ店「フランダースフリッツ」のスイートポテトを使ったパフェ缶がラインナップ。Cake.jpのシンガポール進出で、日本のスイーツやおイモの魅力が同国で新たに発信される機会となりそうだ。【さつまいもニュースONLINE編集部】
「日本の洋菓子業界の発展に」
Cake.jpは2017年にスタートしたケーキやスイーツの専門通販サイト。「スイーツで心の温度を上げる」というミッションを掲げ、「自分たちが食べたい」「誰かにあげたいと本気で思える」スイーツの提供に取り組んできたほか、加盟店へのブランディングのサポートなども注力。現在は会員数が150万人を超え、加盟店1700店超の8千種類ものアイテムを展開しているという。
今回の海外進出については、「世界に通用するクオリティの商品を生み出している各店舗の味を世界各地にお届けし、日本の洋菓子業界の発展にも寄与していきたい」と説明。シンガポールを選んだ理由には、アジア圏での高い経済成長性や、多様な文化を受け入れる国民性を挙げた。
進出にあたっては、海外展開パートナーとして日本産品の輸出などを手がける「WeAgri」(東京都中央区)とタッグを組んだ。5月末から同社が運営している、現地向けに日本のスイーツを販売する越境ECサイト「Ginza Sweets」で商品の扱いを開始している。
さまざまなおイモ楽しめるパフェ缶
シンガポールでの販売商品をみてみると、おイモ系アイテムでは、フランダースフリッツの「スイートポテトパフェ缶」の2缶セットがラインナップしている。
紅芋や紫芋、金時芋、安納芋といった多彩なおイモが使われたムースやクリーム、スイートポテトなどが5層になっており、食べ進めるごとに食感や味の違いを楽しめる逸品だ。
Ginza Sweetsのサイトでは6月中旬現在、63.40SGD(シンガポールドル)で販売されている。
このほか、あんバターや抹茶あんなどをふんだんにサンドした生どら焼きのスイーツ「和かろん。」(和かろん専門店 和果)や、旬のフルーツがまるごと入った「まるごとみかん大福」(一福百果・清光堂)などが販売されている。