ヤマザキ「さつまいものずっしりパイケーキ」販売が続く納得の訳


【レビュー】食品スーパーのパン売り場で、山崎製パンの「さつまいものずっしりパイケーキ」というアイテムを見つけました。パッケージを変えながら、少なくとも2020年以降、販売が継続されている商品。サツマイモのパイ自体はよく見かける定番アイテムですが、多くの人が口にする製パン大手の商品ではどのようなパイにアレンジされているのか。「おイモのパイにハズレなし」との持論を持つ筆者は気になって早速、味わってみました。【さつまいもニュースONLINE編集部】

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2層仕立てのフィリング

「さつまいものずっしりパイケーキ」は、おイモのペーストと、バター入りマーガリンを練り込んだスポンジをパイで包んで焼き上げたアイテム。


名前の通り、フィリングが隙間なく詰められていて、ずっしりとした重さです。

パイの中身は、おイモのペーストとスポンジが2層仕立てとなっています。

スイートポテトのような香り

見た目ではおイモのペーストの層が薄いようにも思いましたが、味わってみると、スイートポテトのようなクリーミーなおイモの香りが感じられます。


パイはしっとりとした感じで、フィリングを包み込み、香ばしさをプラスしています。

おイモの味わい引き立てるスポンジ

このパイケーキでアクセントとなっているのは、スポンジです。バター入りマーガリンが練り込まれているためか、コクと風味が感じられ、おイモの味わいを引き立てています。


このスポンジのおかげで、おイモのペーストがより一層、スイートポテトのような香ばしさや甘みを感じられるように思いました。ペーストとスポンジの絶妙な比率を巡って、試行錯誤が行われたのではないでしょうか。


コーヒーブレイクやおやつなどにちょうどいいボリュームで、価格も都内のスーパーでは税込み116円でした。

人々が購入して支持しなければ、商品が売り場に並び続けることは困難です。「さつまいものずっしりパイケーキ」は、入手のしやすさやおいしさ、価格などさまざまな面から見て、日常使いに最適な芋活アイテムの一つといえると思います。多くの商品が生まれては消える競争の中で、販売が継続されているのも納得の仕上がりでした。


芋活で詳しい方ならば、おいしいサツマイモのパイというと、だいたいあるメーカーのパイを浮かべると思います。私は大学時代に横浜市内に住んでおり、当時、横浜駅直結の駅ビル「CIAL横浜」にあった店で、ポテトアップルパイをホールで買うのが一番のぜいたくでした。おイモスイーツに関する私の芋活の原点はポテトアップルパイの箱を抱えて、西口のダイヤモンド地下街をウキウキで歩いた日々にあったように思います。また、それからいろんなおイモのパイを食べてきて、あくまで個人の経験則ですが、今回のヤマザキのパイケーキも含め、「おイモのパイにハズレなし」ということをあらためて感じました。