焼き芋に最高、いくらまで支出できますか?――。自動車販売などの「橋本商会」(京都府伏見区)が展開する事業で、キッチンカーの販売などを手がける「MYキッチンカー」がこのほど、焼き芋好きの10代以上の男女に焼き芋に関する調査を実施した。焼き芋好きは、どこで焼き芋を手に入れ、いくらまで支出するのか。焼き芋を巡る興味深いデータがまとめられている。【さつまいもニュースONLINE編集部】
調査はことし9月にインターネットを介して実施。10代以上の焼き芋好きな男女を対象にアンケートし、有効回答者数は300人に上った。
焼き芋を入手する場所を複数回答でたずねた問いでは、最多となったのがコンビニ(42%)だった。次点に「スーパーなど」(31%)がランクイン。「自分で作る」としたのは3位で12.4%にとどまった。
続いて単一回答で、焼き芋を手に入れる機会を巡って最も多い場所をたずねると、「スーパーなど」が半数を超え、66.3%に上った。
2位が「自分で作る」(17.7%)、3位が「移動販売」(5.7%)と続いた。複数回答ではトップだったコンビニは一転、下位に沈む結果となった。
焼き芋を手に入れる機会が最も多い場所〔単一回答〕=MYキッチンカー提供
それぞれの入手場所の回答理由
アンケートでは、理由についても自由記述でたずねた。
「スーパーなど」と回答した人は、スーパーの存在の身近さや通う頻度の多さ、「ついで買い」に言及する人が目立った。また「お手ごろに買えて、年中あるから」(20代女性)や「失敗がない」(30代女性)など、供給や品質が安定していることを理由に挙げる人も多かった。
「自分で作る」とした人は、「好きな時に食べることができ焼き加減も好みに調節できるから。自分で作るのが一番安いから」(50代女性)とする意見に代表されるように、自分のこだわりを反映できるとする声が多く挙がっていた。
30代女性は「家族それぞれの好みがあるので、煮る、蒸す、トースターを使って作ってます。満足度が違います」とも回答していた。
焼き芋好きが考える最高支出額
続いて、「焼き芋に最高、いくらまでなら支出できるか」の問いには、100~200円台が最多の111票ながら、次点の300~400円台も103票と首位に迫った。3位は500~600円台の62票だった。
最高価格帯の900円以上が4位(13票)となり、最低価格帯の100円以下は最下位6位(2票)にとどまった。
価格帯別の主な意見や見方は
各価格帯の主な声はどのようなものか。100~200円台では、「スーパーで2本300円くらいだからです」(50代女性)「さつまいも一本の値段に光熱費を合わせても、このくらいの価格が妥当だと思うから」(30代女性)など、自分で調理した場合との比較に言及する人の声が目立った。
300~400円台は、「おやつとして買うことが多いため、大きすぎる金額は出せないから。たまのご褒美といった考え」(20代女性)といった声が上がっていた。
高価格帯への肯定的な声も
焼き芋好きへのアンケートのため、高価格帯への肯定的な意見も散見された。500~600円台と回答した30代女性は「自宅で作るのもいいですが、やはりプロの方の出来上がりやおいしさは格別です。有名なブランドのおいしい芋の種類だとその金額かなと思います」。
さらに700円以上とした50代女性は「専門店のおいしさは格別で自分へのご褒美に800円台までなら買いたくなります」と回答。「本当に美味しい専門店の焼き芋であれば、1000円くらい出すことも可能です」(30代女性)との声も少数ながらあった。
「本当に美味しいかどうか」がカギ
調査にあたった「MYキッチンカー」は、「700円以上までならと答えた人は、『本当に美味しいならこの価格でも構わない』という意見でした。少数派ではありますが、真の焼き芋好きなら値段が高くても本当に美味しい焼き芋が食べたいと感じるのかもしれません」と説明。