自動車販売などの「橋本商会」(京都府伏見区)が展開する事業で、キッチンカーの販売などを手がける「MYキッチンカー」が、焼き芋に関するアンケートを実施。単一回答で、好みの品種をたずねたほか、理由についても調査。ねっとり系か、ホクホク系か―。選ばれる理由は食感だけにとどまらないが、現在のトレンドの一端があらためて垣間見える結果ともなった。【さつまいもニュースONLINE編集部】
昨年に初開催、大きな賑わい
調査はことし9月にインターネットを介して実施。10代以上の焼き芋好きな男女を対象にアンケートし、好きな品種に関する問いは好きな品種名を一つのみ選択してもらう形でたずね、有効回答者数が245人となった。
注目の首位には、ねっとり系の代表格といえる「安納芋」が96票でランクイン。2位には、ねっとり系でもより身近な「紅はるか」(59票)、3位にねっとりとホクホクの両方の良さを備え、しっとり系とも評される「シルクスイート」(36票)が続いた。
古くから定番で、ほくほく系の代名詞的存在の「紅あずま」は意外にも6位にとどまった。
おイモのスイーツの分野では、発色の良さや上品な甘みが好まれ、紫芋の台頭が目覚ましいが、焼き芋としては苦戦が目立ったようだ。7位タイで「パープルスイートロード」(1票)がかろうじてランクインした。
選択肢には、アヤムラサキ・マロンゴールド・紅まさり・高系14号・ひめあやか・里むすめ・クイックスイートも用意されたが、いずれも0票だったという。
焼き芋で好きな品種、その理由は
焼き芋で好きな品種として選ばれた理由はどのようなものか。
トップの安納芋を巡っては、「すごく甘くてねっとりした食感がスイーツを食べているようでとても美味しい」(40代女性)と納得の理由から、「芋が小さくて食べきりサイズなところも好きです」(20代女性)とした声も上がった。
紅はるかは、「甘すぎずもっさりとしすぎない点が好きです。あと、手ごろに手に入りますし、手に入りやすい点がいいです」(10代女性)や「あまりべっとりしているタイプは好きでは無いのでこれくらいがちょうど良い」(30代女性)など、甘さがちょうどいいといった意見や手に入りやすさに言及する声が多くみられた。
シルクスイートは、「舌触りがしっとりしていて滑らかなところやしつこい甘さじゃないので最後まで飽きずに食べられる」(30代女性)などの声があった。
焼き芋、どうアレンジして食べる?
調査では、焼き芋のアレンジメニューについても調査。冷凍してアイスのように食べる、バニラアイスをのせて食べるといった定番のアレンジのほか、「崩して食パンに塗って生クリームとサンドする」(30代女性)といったアイデアも。また、スイーツとしての活用だけでなく、「潰してマッシュサラダにするのが好き」(40代女性)とするフードで活用するという人も。
調査結果を巡って、MYキッチンカーは「どちらかというと(焼き芋で好みの品種が)上位は『しっとり~ねっとり系』が好まれる傾向にありました」などと総括。
アレンジメニューについては、最も多かった意見が「レンジで温めて冷たいバニラアイスを添えて食べる」だったとした上で、「アレンジ上級者は、サンドイッチやマッシュサラダなど、フードにアレンジしているという人もいました。まだまだ焼き芋の可能性は無限大にありそうです」などと述べた。