「日本一」の紅はるかが返礼品に――。国内最大級のサツマイモの品評会「日本さつまいもサミット2023-24」で、べにはるか部門の「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」に輝いたサツマイモが、京都府京丹後市のふるさと納税の返礼品で選べるようになった。28日から、楽天などの大手ふるさと納税サイトなど8サイトで先行予約を開始した。【さつまいもニュースONLINE編集部】
べにはるか部門の「さつまいも・オブ・ザ・イヤー」に輝き、京丹後市のふるさと納税の返礼品に選ばれたのは、同市峰山町を拠点に営農する「竹田農園」だ。
同農園のサツマイモは丹後の山に囲まれた3万平方メートルの農地で、きれいで冷たい山水を使用して育まれている。
農薬や肥料は極力使わず、サツマイモ本来の力で甘くなるよう丁寧に育てられ、収穫後も10度〜13度に管理した貯蔵庫で2ヶ月以上熟成させ甘味を引き出しているという。
そんな同園の紅はるかが、同市のふるさと納税の返礼品として提供される。9千円の寄付額で5キロ分が贈られる。
28日から、楽天ふるさと納税▼ふるなび▼ふるさとチョイス▼ふるさとプレミアム▼auPAY▼ANAのふるさと納税▼ふるラボ▼京丹後市特設サイトーーで先行予約を受け付け始めた。
同農園は、「これからも、サツマイモの研究者や苗の開発者とも研究を重ね、少しでも美味しく、満足していただけるサツマイモを作り続けていきたい」と同市を通じてコメントを発表。
また、京丹後市の農産物の魅力にも言及。「京丹後はサツマイモだけでなく根菜類を含めておいしい野菜ができやすい環境があると思っているので、これからもいろんな野菜を作り続けていきたいし、まだ食べたことのない方はぜひ食べてほしい」とした。
さつまいも・オブ・ザ・イヤーは、今期に生産されたサツマイモから、名前を伏せた状態で味や見た目などを審査し、特に優れたものをピックアップする。
日本さつまいもサミットとは?
サミットは、日本最大級のサツマイモの祭典「さつまいも博」の主要イベントの一つ。さつまいも博実行委員会をはじめ、農業団体、研究者、シェフ、イモを愛好する学生サークルのメンバーなどが審査にあたる。さつまいも・オブ・ザ・イヤーは、今期に生産されたサツマイモから、名前を伏せた状態で味や見た目などを審査し、特に優れたものをピックアップする。
また、ファーマーズ・オブ・ザ・イヤーでは、サツマイモ生産者の一年の働きを審査。品質や取り組みの新しさ、伝統保持、生産性の高さ、環境対策―などの観点で独自性を認められる生産者を表彰している。